超能力者で戦闘なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の超能力者で戦闘な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月15日の時点で一番の超能力者で戦闘なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.2 1 超能力者で戦闘なアニメランキング1位
エルフェンリート(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2908)
13813人が棚に入れました
側頭部の対となる二本の角とベクターと呼ばれる特殊な能力を持つ女性型ミュータント、二角奇人(ディクロニウス)。彼女らは人類を淘汰する可能性を持つとされ、離島の国立生態科学研究所に国家レベルでの極秘機密として隔離、研究されている。
ある日、偶発的な事故によって、研究所に隔離されていたディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、研究所からの脱走を試みる。海に飛び込む直前に頭部に銃撃を受けるものの幸い軽症で済み、彼女はそのまま海へ投げ出される。
一方、大学に通うため親戚を頼りに鎌倉にやってきた青年コウタは、いとこのユカと由比ヶ浜でルーシーに出会ってしまう。頭部に受けたショックでルーシー以外の人格に入れ替わり、「にゅうにゅう」としか喋ることの出来ない彼女をにゅうと名付け、コウタが住むことになる楓荘に居候することになる…。

声優・キャラクター
鈴木千尋、小林沙苗、能登麻美子、萩原えみこ、松岡由貴、細井治、中田譲治

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

海外最高評価も、日本では知る人ぞ知る名作扱い。

すべてが衝撃的すぎてインパクト大!!
知らない人は是非とも見て欲しいとオススメする作品!

海外ではアメリカを中心に数多くの賞を受賞している。
初開催のAmerican Anime Awards 2007では、
Best Short Seriesに5作品のノミネートを果たすほど!
また、フランスでもJAPAN EXPO AWARDS 2009のベストオリジナルアニメ賞を受賞という快挙を成し遂げた。

今、紹介したように海外では熱烈な人気を誇るこのアニメも日本では知る人ぞ知る名作。
その理由としては、主人公の圧倒的強さとグロテスクさにあると思う。
個人差はありますが、日本人は外人よりもグロさに抵抗がある人が多い。
そのため、一般大衆が好むアニメとは言い難いのは事実である。

しかしながら、アニメの質としては郡を抜いている作品だと言える!!
作品のシナリオ、作画、キャラの構成から全てにおいて素晴らしいクオリティを誇ってるのである!!

もし、この作品を知らない方がこのレビューを読んだら、是非一度観てほしい!!
作品の性質上、グロテスクな場面も含まれ個人差で合う合わないはあると思いますが…
とても感動できる、素晴らしい作品だと断言します!!

エルフェンリートは日本発祥のアニメです!
海外で評価を受けることは有り難いですが、我々日本人がもっと評価すべきなのではないでしょうか?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 110
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

一見てんこ盛り、破綻しているピースが、見事に収束していく。その先にあるのは感動だ。

俯瞰で記述しなおします。個別キャラとストーリーには触れません。

★どうしてもこの「絵」から好き嫌いがはっきり出やすいようなの難しい面もありますが)もっと評価されていい作品だと思います。わたしも絵は好みではありません。作品は絶賛ですが。

つまり、作画やキャラデザで、印象をもってしまうと、この作品のもつ深みに気づかずにおわってしまうかもしれません。それが問題だということです。

おそらくじっくり鑑賞するタイプの人向け。一級の「SFアイデアとミステリー要素」の融合が産んだ作品だとわたしは思います。

出会いです。また「萌」かよと思ったら違いました。(^0^;)

○悲しい物語です。(なぜか書くとはネタバレですね)
○いろいろな要素が盛り込まれています。ミスリードも同時に誘ってくれます。
○きちんと破綻なく物語が収束していきます。とてもそれが快感です。

さて、

放映年の関係もあって、映像・作画に関しては、たしかにちゃちな気がします。それでも評価は高くしたい。 花まるなのです。破綻しているかのストーリー展開だったのもが見事に収束していく様に、設定だけのアニメではない本作の魅力が凝縮されているのではないでしょうか。
{netabare}
「スラン」のような超能力新人類の迫害を想起(日本のアニメは50年遅れてパクっています)し、ラストの一部(原作のほう)では、「ファウンデーション」のぱくりかぁ(すべからくぱくりです)と思いつつ、実際のところ、シリアルキラー要素もありーの、記憶喪失ありーの、おさななじみありーの、ネコミミにみえなくもない「角少女」ありーのです。てんこ盛り。
{/netabare}
そのてんこ盛りで破綻しているようで、実は物語としては前半はミステリーでもあって、とてもすばらしい作品に仕上がっています。

――(という具合に、カオスに表現したいし、実際、だんだんピースがはまっていく感覚が快感です)

素直に感心しました。めずらしくコミックスの方も合わせて読みました。本来のコミックスの作画ほうもあまりうまい人とはいえない気もしましたが、それはそれ。それとアニメ化の兼ね合いというのもあるんでしょう。

アニコレ評価システムではどうしても高評価にはならないのが残念ですね。(僕は全体的評価は、4.5クラスなんだけど、アニコレだと無理)。無理にあげてみました。※

投稿 : 2024/11/09
♥ : 80

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハマれば何度も観たくなります。

約8年前、中学生のときに、人生で初めて観た深夜アニメです。不意に見返したくなり改めて鑑賞しました。なので、この作品を観るのは二回目です。このアニメはグロテスクな場面が山ほどありますが、その一つ一つの場面がヒロインの心の痛みを表しているかの様で、なくてはならない表現だと思いました。ちょっとエッチな場面も多々ありますが、最初は抵抗がありましたが、テーマが重いため、途中から気にならなくなりました(笑)また、2回観ることによりテーマの深さが実感できたため、個人的に最低2回は観てほしい作品です。いづれ、また観たくなるんだろうな…。ハマれば何度も観たくなります。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 75

73.9 2 超能力者で戦闘なアニメランキング2位
SPY×FAMILY Season2(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (309)
1109人が棚に入れました
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――
西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。
だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!
3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。
秘密だらけの家族に、再び世界の命運は託された!?
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

愛する者のため戦うのか?戦わせないのか?

【物語 4.0点】
1期2クール目に引き続き、各回2本立て以上の構成も交えながら、
ショートシナリオでアーニャ以外のサブキャラ育成も図るのが基本線。
中盤からは今回のメインエピソードとして複数話完結の「豪華客船編」も展開。


2期もスパイ要素を絡めたホームコメディに徹するため、
本格スパイ物として期待すると進行度の遅さにじれることも。
アーニャのイーデン校での“星(ステラ)”や“雷(トニト)”の数の変動もなく、
“オペレーション<梟>(ストリクス)”にも停滞感が漂う。


ただ本作のオペレーションの目的が世界と家族の平和と捉えている私にとっては
収穫もあった2期でした。

極論、アーニャが“皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)”に成り上がっても戦争勃発したらこの作品はゲームオーバーですから。
1クール程度でオペレーションをクリアする強硬策も可能でしょうが、
その場合は人類が戦争を無くす方法はこうだ!などと言う、
フィクションでも解決策を提示できたらノーベル平和賞ものの理論を、
拙速に用意せねばならなくなる。

取って付けたような平和思想で、強引に<梟>(ストリクス)を片付けたとしても、
結局、戦争がしたい次の黒幕とオペレーションが立ち上がりグダグダになる気がするんですよねw

よって『スパファミ』の場合は成果が上がらないオペレーション<梟>のための暫定偽装家族という綱渡りコメディをノラリクラリと続ける方が良いのだろうなと私は思っています。


その観点から興味深かったのが「豪華客船編」のヨルさんの“いばら姫”としての矜持と、
最終回・12話ロイドとボンドの散歩エピソードで垣間見えた、
戦いと家族に関する考え方の違い。

{netabare} 私が凡百の戦争映画を観る気すら起きない理由の一つに、
誰かの思惑で始めた戦争が、いつの間にか巻き込まれた個々の家族や愛する人のための戦いという美談にすり替わるという詐欺的プロットがありますが。

ヨルさんは弟の外交官・ユーリと共に、
上の思惑は知らないけれど、命じられたまま家族のために“わるものさん”と戦うという生き方に疑問を抱かないまま育って来た姉弟。
豪華客船での戦いでは、ヨル自身にも生き方についての葛藤がありますが、
結局、フォージャー家を想って身命を賭す生き様を貫き通してしまう。

ここまでならば私も眉をひそめる、いつものいけ好かない美談で評点も物語3.5点でしたが、
4.0点にしたのは最終12話で放火現場からペットを助けるために危険を冒したボンドに、
ロイドが職業犬訓練よりもまずフォージャー家の一員であることを自覚して、
無事に帰ることを第一に考えるよう優しく諭す場面ゆえ。{/netabare}

ロイドとヨルには、西国(ウェスタリス)の諜報員と、東国(オスタニア)
の暗殺者というだけでなく、
戦いに対する価値観に大きな隔たりがあり、今後、火薬庫になり得ることを全体構成で示して締める。
『スパファミ』は毎クール一見静かな幕引きのようで、重た目の課題を私に残していきます。

マジメに戦争と平和について結論を急ぐ戦争映画より、
本作のような、明るいホームコメディの方が、うっかり核心を突いてしまうこともあり得る。
ロイド(偽名)は何故、子どもが泣かない世界のため、戦闘員ではなくスパイを選んだのか?
今後も、ロイドこと“黄昏”の過去などに焦点を合わせつつ、核心を見逃さないようにしたいものです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・WIT STUDIO✕CloverWorks

序盤は日常回が続くため相変わらずアーニャの顔芸が楽しいClover色が、
中盤「豪華客船戦」では緻密に構築、管理された船上バトル空間の中で、
暗殺者同士が躍動するド派手なバトルアニメーションもありWIT色が強めな感。
美しい打ち上げ花火と血しぶきのコントラストに両スタジオのコラボを実感しますw


湯浅 政明氏がコンテ・演出を手掛けたOPアニメーションも印象的。
どうあがいても溢れない紅茶に、
薄氷の上に成り立つ偽装家族が効果的に比喩されていて、私はずっと紅茶を目で追っていましたw

ユージン氏によるEDアニメーションにも温味がありました。
紙人形劇風に、時に人物の裏表をひっくり返す演出も交えて、
アーニャだけが見えている人間の二面性を表現したという深イイED。
サビでダミアンに怪しい視線を送ってほくそ笑むアーニャがツボですw


【キャラ 4.0点】
サブエピソードで周りを掘り下げても結局アーニャが可愛かったに帰結する本シリーズ。
今回は{netabare} 古語{/netabare} が得意なアーニャを通じて出生地に関するヒントが示され、
アーニャもまたボンド同様、戦争を背景とした能力開発被験者である説を思い出させられますが、
深い詮索はなく、今日もせかいはへいわ。

今後もしもアーニャ一強に変化をもたらすとすれば、私はダミアンだと思っています。
そういう意味で2話Bパートの野外学習にて、特殊クレジット演出でダミアントリオをフィーチャーしてくれたのは嬉しかったです。
ただアーニャとの関係については、{netabare} ババ抜き{/netabare} の件といい、
ダミアンは“チョロイン”過ぎて陥落する時は一気にキャラを消費し尽くしそうな懸念もw

終盤には、ロイドを巡るヨルとフィオナの“正妻戦争”にベッキーも乱入しフォージャー家に上がり込む。
ナチュラルに庶民をころすセレブ自慢といい、
ベッキーは可愛くない可愛い親友枠として育成する方針なのでしょうかw


バトルでは“わるもの”役にいちいち通り名が付されていたのもシリアス、コメディ両面で要素補強になっていました。
例えば{netabare} 鎖鎌のバーナビー{/netabare} とかw

私が敢闘賞を送りたいのはヨルの先輩で的確な“お掃除ぶり”が渋い
デッキブラシの部長さん。


【声優 4.5点】
アーニャ役の種崎 敦美さん。
秘密露見等による家族崩壊を回避するためウソを付く場面も増えたアーニャ。
ウソで誤魔化す時は、棒読み風に演じることで、
視聴者にはウソと分かる、ロイドよ何故気づかない(笑)というお馴染みの種崎さんの芸風にも益々磨きがかかる。
豪華客船にて、{netabare} 託児所から脱出するため、お姉さんにボール遊びもうすぐ飽きる~などと{/netabare} とぼけるアーニャがお気に入りですw

『スパファミ』はアニメから楽しもうと7巻で原作購読止めている私にとっては未知のシナリオに入ってきた2期。
キャスト陣は適宜アドリブも入れて演じているとのことですが、
原作未読エピソードだとどこがアドリブだか全然分かりませんねw
各々がキャラをしっかりつかんだ上で自由に演じることができているのだと思います。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は(K)NoW_NAMEが続投。
同グループには中低音でパンチを効かせるAyaka Tachibanaさんがアップテンポナンバーなどを、
キーボード弾き語り&高音ボイスで癒やしを与えるNIKIIEさんがスローバラードなどを歌唱する。
二人の女性ボーカルを駆使しした幅広い表現対応という強みがあります。

ホームコメディ色が強い『スパファミ』ではどうしても有効活用されるのはNIKIIEさんの日常ソングで、
Ayaka Tachibanaさんはこんな場面でバトルソングとは大仰な(笑)という“無駄使い”コメディ要素が強かったのですがw
今回の豪華客船ではAyaka Tachibanaさんも「Until the End」でバトルを彩ってくれました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

(妄想)目指すはルパンか、サザエさんかw

えーと、レビュータイトルは私自身の妄想、想像です。

まず、このようなレビュータイトルをつけた理由から・・・、
100%個人的な印象からです、以上!!

サーセン・・・、その印象についてw。
まずOPですね。
OPのインパクトがでかかったです。

あくまでも私の受ける印象なのですが、お洒落でPOPでカッコいい感じがしました。派手で、華やかで、ノリも良く映像とのマッチングが素晴らしい。
ちょっとイイ感じでした。
センスの良さを感じました、ちょっとスゴイと思いました。

そして、何度かこのOPを見ているうちに・・・。
アレ?この感じ・・・と思ったのです。

ココから主観がさらに暴走するのですが・・・。
ルパン味を感じてしまいました。
それも、ルパン三世シリーズが少しづつ認知されて、大人も見れるアニメとして少しづつ、おしゃれ感や粋な感じを自然にステップアップしていた頃のルパン味です。
「ルパン三世シリーズ」ってこうだよねぇ、こうじゃないとねェなんて意識がまだ確立していなくて、意識も薄かった時代に「自然とカッコよくなった時代」のルパン味デス。

最近のルパンも悪くはないんですけど、イメージが確立されている分だけ
「ルパンはこうじゃないと・・・、こんくらい洒落てないと・・・」と
無理矢理ひねり出している感があります(個人の見解です)。

そうして、このルパン味を感じたついでに、今作視聴後、思いを巡らすと・・・。
あれ、あまり物語としては進んでいないんじゃ・・・?
と思いまして・・・。

東西冷戦がどーしたこーした、も
世界平和がどーしたこーした、も
アーニャのステラの獲得、も

あまり進展はなく・・・。
「家族の絆」「互いの思い」的なところは少し深まったのかなとは思いますが。

あれれ・・・。
これどんだけシーズン重ねたら終わりが見えるの・・・?
と思った時、

もしかして、これキャラの設定だけ活かしたまま、いろいろなエピソード組み込むだけで、ずーっといけるんじゃないの?行くつもりじゃないの?

なーんて思った訳です。(100%個人の妄想、こじつけですw)

で、キャラの設定をずーっと活かしたままで続いているシリーズとして、
ルパンとサザエさんが浮かんだと・・・。

どーでもいい話を長々と申し訳ないw!!




さてと、作品のレビューをしておきましょうw。

作品としては、諸々が固まり、既に安定期と言っても良い状況かもしれません。
キャラクタも頭に入っており、それぞれの個性もサブキャラ含めて把握済みです。
そういう意味では、楽しみやすく、解りやすい環境でした。

安定期と表現したのには、前述したように「大筋の物語」としての進捗が薄く、新鮮味や大胆な動きが少なかったとの印象もあっての事です。

作画は人気作だけあって、破綻もなく、こちらも安定していたと思います。
特段視聴に問題のあるような点もなく、特にいうべきこともないと思いました。

声優さんも、もはや耳馴染んでおり、安心して視聴できるレベルです。

音楽はOPについては、映像とあいまって特筆するべきレベルの出来の良さでは無かったかと思います。
キャラの個性も良く出ていましたし、大胆な構図も面白かったです。
EDもOPとは一味違って、落ち着き感があってよかったです。

キャラについては、どれもキャラ立ちをしっかりしていて、ロイド、アーニャ、ヨルの主役組は言うまでもなく活躍していました。
もじゃもじゃもちゃんと登場して動いていますし、ダミアン組も自身のエピソードもあり、しっかりとしていました。
個人的に、おっかしかったのは11話目のエピソードでのベッキーです。
思わず吹き出してしまいそうになることがありました。
これは、今後の活躍も期待したいです。


以上、妄想も多分に含んだレビューですが、終わらせていただきます。

当然、人気作なので今後の期待もあるかとは思うのですが、
このほぼ固まっているスタイルのまま行くのか、大筋の物語を動かして進んでいくのか、個人的には興味があります。

またの機会、またのシリーズがあれば視聴をしてみたいと考えています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

嫁、大活躍!

原作未読 全12話

SPY×FAMILYの2期(Season2)です。1期から観ることをお勧めします。

今回のメインは、ファミリーの中の嫁役であるヨルさんが大活躍でした。その影で娘役のアーニャもナイスフォローでしたね。

1話完結のお話や1話の中に2〜3つのエピーソードなど、話によって色々を違っていました。

ただ、本来の目的のお話は全然進んでいませんw

ただ、一視聴者としてはコミカルな日常のお話も好きですが、もう少し本来の目的も進展してもいいかなと思っています。

Season3があればまた観たいですね^^

OPはAdoさん、EDはVaundyさんが歌っています。

最後に、名探偵コ○ンみたいに、日常をメインに黒ずくめの組織との対決が進まないのと同じく、本来の目的を果たしたら解散となるかも知れなくなるとこのお話も終わるかもしれません。(コナンの原作者の方が、黒の組織の件が解決したら作品が終わっちゃうので、なかなか進まないとか何処かで聞きました)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

66.1 3 超能力者で戦闘なアニメランキング3位
牙狼<GARO>-VANISHING LINE-(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (62)
221人が棚に入れました
高度に発展した都市、ラッセルシティ。繁栄を謳歌するその街で、この世界を揺るがす巨大な陰謀が動き始めていた―いち早くその動きを察知した男・ソードは、陰謀を暴くため人知れず闘いに身を投じる。しかし得られた手がかりは「エルドラド」というキーワードだけだった。そんな闘いのさなか、ソードはソフィという少女と出会う。ソフィもまた行方不明になった兄が残したメッセージ、「エルドラド」の意味を探し求めていた。兄を失ったソフィ、そしてソードもまた過去に妹を失っていた。「エルドラド」という言葉に引き寄せられた二人は、互いに見えない絆を感じ、行動を共にするようになる。そして、それぞれの想いが交錯する旅がはじまった―

声優・キャラクター
関智一、釘宮理恵、島﨑信長、小清水亜美、浪川大輔、朴璐美、堀内賢雄

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

あまり話題にのぼらない程「定番化」。でも中身はチャンとしてる・・・と思うのですが。

人を食らい、また人の弱み・妬み・嫉みに付け込み、それを願う人間を食らって成り変わり、欲望を果たす魔物『ホラー』。ホラーから人知れず人々を影ながら守る魔戒法師と魔戒騎士たち『守りし者』。古より続く、いつ果てるともわからない戦いの日々。その中で金色の鎧を纏い、数々のホラーを打ち倒す黄金の狼騎士の姿があった。それは『牙狼』の称号を持つ魔戒騎士・・・

2005年頃から始まった実写アクションヒーロー物「GAROプロジェクト」。
基本プロットは上記の通り。
原作・総監督は「雨宮慶太(あめみやけいた)」氏。今はもう珍しくありませんが日本特撮美術において「和風」テイストを取り入れ、見事にマッチングさせた方です。漫画家・寺沢武一先生の歪なデザイよりもカッコイイです。
(なので雨宮監督の名が知られるまでの80年代中期迄の特撮美術・小道具・衣装といったらもう、デザインが今一つ伸び悩んでた時期でした。それを打開したのが雨宮監督と出渕裕の両氏・・・と、個人的に思ってます。今日までの仮面ライダーや戦隊シリーズの怪人デザインは少なからず両氏の影響があったのではないかとも思えます。)
絵コンテも描けて、原作も出来て、キャラデザインも出来て、字も達筆で、作品映像は(個人的に感動で泣けるくらい)カッコイイシーンを撮ったりと何かとマルチにこなされてますが、その分「イメージ」がシッカリしたモノを創造されるクリエイターです。

私にとって雨宮監督はTV特番「鉄甲機ミカヅキ」を最後に、あまり知ることはありませんでした。なので牙狼シリーズはTVシリーズ・劇場版・ビデオ
も見たことはありませんでしたが・・・まだ続いてるのですね!
雨宮監督も一線から一歩下がって「総監督」の立場の様で、現場の監督は馴染みの「雨宮組」の方々がされてるようです。
主役も作品ごとに変わっていき、なんか「水戸黄門」か「遠山の金さん」みたいに思えてきた。(笑)

アニメの方も過去に、
・牙狼-GARO- 炎の刻印(TVシリーズ)
舞台は中世欧州風。魔戒騎士の宿命に翻弄される青年・レオンとその縁者の物語。(個人評価は「良」)

・牙狼 紅蓮ノ月(TVシリーズ)
舞台は日本の平安時代風。キャラデザに漫画家・桂正和先生が起用されましたが、ストーリー中盤からチョット失速。(個人評価は「普通よりやや下」)

・牙狼-GARO- DIVINE FLAME(劇場映画)
TVシリーズ炎の刻印の4年後の物語。(未視聴)
などありました。

で、本作TVアニメシリーズ第三弾「VANISHING LINE」ですが、舞台は現代アメリカ風の大都市。
今回の牙狼「ソード(主人公の名)」は今まで均整の取れた(細身の)体格に男前なキャラが多かったのに対し、大柄でワイルドの大食漢。クソデッカイ車輪のバイクを乗り回し、田舎の人の良い兄ちゃんみたいな感じ。謎のキーワード「エルドラド」に関わる謎を追いつつホラーを倒していくストーリーの様です。
今まであったどの作品もバトルアクションはカッコイイのですが、今回は老眼にはツライッ!スピード感が速すぎて目で追うのが大変です!
もう映像アトラクションを見てるような感じです。(今後このテンションが続くかどうかわかりませんが)

制作は今期「いぬやしき」と前期から続いてる「将国のアルタイル」、
前期は「賭ケグルイ」と前々から続いた「神撃のバハムートVIRGIN SOUL」を手掛けた「MAPPA」。ストーリー構成に当たりハズレがある「MAPPA」ですが、流し見には良いのではないのかと・・・

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

単品としてもシリーズとしても違和感なく見られる良作(BSにて再放送中!)

2017年10月~2018年3月放送のTVアニメ。全24話。
特撮の牙狼シリーズは、『牙狼〈GARO〉』(テレビシリーズ第1作目)、『牙狼〈GARO〉 〜RED REQUIEM〜』(初の劇場版)、『牙狼〈GARO〉 〜MAKAISENKI〜』(テレビシリーズ第2作目)を視聴済み。

今作『牙狼-GARO- -VANISHING LINE- 』は2014年から展開されているアニメ牙狼シリーズの第4作目。
他アニメシリーズは未視聴ですのでおいおい…。

放送当時(牙狼シリーズ未視聴だった頃)に途中までは視聴していたのですが視聴環境が合わなくなり、ずっと続きを見たいな~と思っていたのですがなかなか…、今になってようやく最後まで見れました。
最近になってシリーズ構成が吉村清子さんであることに気づき、それも視聴再開の大きな動機となったのですが、期待に違わぬ良い作品でした。楽しかった!


【物語】
一般人ソフィと黄金騎士ソードがダブル主人公だと思うとしっくりくる作品。

序盤はホラー(「陰我」(人の業)が強い人間に取り憑き人を喰らう怪物)から人間を守る魔戒騎士・魔戒法師の物語。
中盤以降はソフィがソード達と絆を深め、終盤は「エルドラド」の謎に迫っていきます。

ホラーが本性を現すのは夜という設定なので、人の営みは自然と昼に描かれることになり、世界の裏と表をストレートに物語に組み込めています。
R15位だとは思いますが、アクションとドラマのバランスが良く、シリアス・コミカル・ハートフルの比率も程良く、キービジュアルや原作の印象などよりは万人向けかなと。
濃いバトルで魅せる回と心理描写メインの回が割とはっきり別れていて、独特のメリハリがあります。どちらも好きという人にオススメ。


【キャラクター】
皆とても良かったし好きでした。
{netabare}
まず、本編開始時点で完成されており、視聴者に不安を抱かせないソードとジーナ。
私は普段アメリカナイズされた主人公にそれほど魅力を感じませんが、ソードは凄く好き。戦闘力・精神力共に強靭で最強の主人公ですが誰に対しても優しく、時に情けない面もあって、見ていて嫌味がありませんでした。
死んだ妹リジーを目の前にしても揺るがず、リジー自身も黄金騎士の血族として「守りし者」の側に居る。ソフィ・マーティンの描写とは意図して対照的に描かれていたと感じます。
ジーナもまた「守りし者」の誇りを常に持ち続けていますし、戦闘のみならず仲間へのバックアップもソフィへのフォローも完璧だったと思います。キャラデザもグラマーで艶っぽくて良いですよね。

そして物語の中で成長するソフィとルーク。
ソフィは魔戒騎士や魔戒法師からすると「守るべき者」ではあるのですが、彼女自身も根源的な部分で人を守ろうとする精神を持っています。これは妹のために努力し、皆が笑顔になれる理想郷を作ろうとした兄のマーティンから受け継いだ資質でもあるでしょう。
ルークは誰かから教わるのではなく、自分自身で「守りし者」の本質を掴んだのが良かったです。父との因縁は自分の心の弱さを克服することで清算、「守りし者」としてソードとソフィをサポートすることを優先し、ナイトとの決着に拘らなかったのが凄く好きでした。最後に魔戒騎士としても戦うようになっているのは、父と母のどちらの道も受け継ぐ決心をしたからなのでしょうね。
{/netabare}


【作画】
全体通して素晴らしかったです。
アクションシーンもですが、仕草や表情が細かくてキャラクターに愛着が湧きました。この世界いつまでも見ていられる(笑)。
キャラクターデザインも長身で骨太なので落ち着きますし、人種の描き分けとかも好き。

CG含めバトルシーンも良く出来ていました。ただ夜に戦闘することが多くて画面が暗いのが勿体ない。バイクアクションのシーンはもう少しカメラワークは固定して欲しいかなあ…画面が揺れすぎて酔いそうでちょっとキツイ。


【音楽】
ジャンルを固定しない独特の劇伴でしたね。良い曲が多く、シーンを邪魔しない使い方も好印象。
第23話の特殊EDはすごく印象に残りました。シリアスなシーンにポップな楽曲が不思議と場違い感無く、次回のアクションへの期待を膨らませてくれるのが良かったです。曲もシーンも演出も好きでした。


【原作から受け継ぐもの】
視聴済みの特撮3作品に限って言えば、今作にも共通するのが「想いの継承」と「力の在り方」かと思います。
{netabare}
魔戒騎士は魔界から鎧を召喚・装着して戦いますが、父から子へと受け継がれる場合が多いようです。魔戒騎士と魔戒法師(あるいは魔戒法師と魔戒法師)の夫婦も多い様子。そのため、牙狼シリーズにおける「想いの継承」は血筋(父や祖父や息子との関係)や師弟関係で描かれることが多くなります。
しかしそればかりでなく、仲間との関係性も重要な要素。
ソフィとルークがそれらを背負ってくれているのが良いですね。

「力の在り方」は完成型主人公のソードが全てを表していました。心・技・体全てを兼ね備えた最強の魔戒騎士。
ソードの強さの理由を理解する上で、個人的にはルークの行動を見るのも良いと思います。それぞれの登場人物の辿る道筋が、言葉で語られない部分を補完し合っているのも素晴らしいと思います。{/netabare}

とある感想サイトで他の方が書かれていた「換骨奪胎」という一言に尽きる名作。
とても良いアニメでした。


【おまけ・視聴済みの牙狼シリーズについて】
{netabare}
牙狼シリーズは、雨宮慶太氏による特撮作品が原作です。
以下は私が視聴済みの牙狼作品。

『牙狼〈GARO〉』(テレビシリーズ第1作目であり、すべての始まり。2005年10月7日~2006年3月31日放送、全25話)
『牙狼〈GARO〉 〜RED REQUIEM〜』(初の劇場版。2010年10月30日公開)
『牙狼〈GARO〉 〜MAKAISENKI〜』(テレビシリーズ第2作目。2011年10月6日~2012年3月29日放送、全24話)


私が特撮牙狼シリーズで魅力に感じた点は以下の3つ。
・エログロがアート的な表現に落とし込まれていること
・派手なCGと手の込んだ殺陣で魅せるアクション
・人の善性を浮かび上がらせるヒューマンドラマ

私はエログロは嫌いな方ですが、作劇上の狙いがあってグロテスクなシーンを作っていることが理解でき、またアーティスティックな映像にもなっているため、生理的な嫌悪感を抱くまでには至らずに視聴できました。
エロティックなシーンも15Rとしてはほどほどで、女性を貶めるような描写もほぼ無いと思います。まあ苦手な人にはお勧めできませんが。
アクションは元々好きで、特に生身での殺陣が多いことに魅力を感じました。鎧の装着そのものが必殺技のような扱いで、特撮版では99.9秒と時間が限られているのも良い。
人間ドラマは言うに及ばず。
ダークな世界観と「陰我」(人の業)の描き方が、王道ストーリーをほど良く味付けしています。(水戸黄門とかを少し思い出すフォーマットなのが好きなんだよなあ…)

また、魔戒騎士や魔戒法師の系譜(血筋)が歴史として物語の縦軸に、「守りし者」と「守るべき者」の現在が物語の横軸になっています。
{/netabare}
(2021.2.14)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

王道の変身ヒーロー物

正直、『牙狼〈GARO〉シリーズ』については、最近知った。
という訳で、前作・前々作は未視聴。
前作・前々作はキャラデザがあまり好みではないので、今のところ視聴予定無しの方向です(笑)

本作は、サムネのキャラデザが気に入ったので視聴。
ちょっとレトロでアメリカンな感じが良い。
ジャンル的には、変身ヒーロー物というのが一番ピッタリかな?

アクションシーンはスピード感があり過ぎて目が追い付かない!
不二子ちゃん的なお色気シーンあり。(あまりエロではないという意味です)

ラストが”綺麗な”ハッピーエンドなのも良かった。
ラストは笑えた。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11
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